2017年10月05日

次の語彙プロジェクトをどうするか?

英英辞書による能動語彙力の向上プロジェクトが終了して、次の語彙力強化をどうしようか迷っている。

基本的に私としては以下の考えを持っている。

能動語彙【書く話すでよく使うもの】

Longmanの英英辞書とか、NGSLとかのコーパスから導かれるもっとも使用頻度の高い語彙の上位3000語程度がそのコアとなる。一般に、使用頻度の高い3000語を覚えるだけで、9割の理解が可能と言われている。

中学高校教科書のレベルがまさにこれで一般的に中学1200語、高校1800語、合計3000語の習得が推奨されている(ただし教科書によって使われている語彙に差はあるし、上位3000語でもない固有名詞等も含まれての数字)。

つまり3000語を覚えて、その基本語をその3000語を用いて自分で説明できるなら、言えない単語であっても遠回しに表現できることは可能だし、知らない単語に出会ったとしても、英英辞書で確実に理解が可能となる。

昨年終わりごろから始めた語彙プロジェクトはまさにこれを意識していた。(ただ上記がすべてできるようになったとはいっていないwww)


認識語彙【読む聞くでよく使うもの】

次は、自分で使うことはあまりないけど読んだり聞いたりして理解できる語彙というのがある。一般的に認識語彙といわれている。

英検2級から英検準1級が3000語あたりから7000語あたりを照準にしているようなので、社会的な出来事もこれらの語彙で説明してくれればよくわかるといったものになる。

ただ生英語になると、これだけでは足りない。英検1級が1万語から13000語ぐらいだと言われるが、これぐらいを持っていれば、95%は理解できることが期待できる。

3000語が分かれば90%の英語はわかるけど、13000語ぐらいまでボキャブラに励んでもおそらく95−97%ぐらいまでしか伸びない(コーパスデータを持っているわけではないので、うまく表せないけど、原点を通って、y軸100(%)でいつかは混じるような対数曲線のイメージ)。

とはいえ、英語で映画やドラマが見たい、本を読みたい、ネットで情報を採りたい等の活動を必要とするのであれば、間違いなく認識語彙の数を増やせば増やすほど楽になるのは間違いない。

上記の能動語彙と認識語彙にはもちろん相関関係があって、認識語彙が増えれば増えるほど能動語彙も増えるのが一般的だ。


テーマ別【環境、犯罪、化学などその分野で使われる用語】

認識語彙と重なるけど、テーマ別の語彙というのがある。TOEICで使われるような単語などはビジネス系に偏っているし、仕事が環境系の英語学習者は普通の英語学習よりも環境系の語彙になじみが深いだろう。

時事英語と言い換えてもいいかもしれない。その時々に発生する社会ネタを説明するのによく使われる言葉というものがある。自然環境だったらGlobal warmingとextinctionは欠かせないだろう。これらは認識語彙と重なるけど、自分の使う分野の語彙は大目に持っておくと、自分の仕事を説明するのに役立つかもしれない。



さて、本屋で立ち読みして、次のボキャビル候補は次の三冊。

データベース 4500 完成英単語・熟語 [5th Edition]


高校までに習う単語+といった位置づけ
テーマ別になっているのが、使いやすそうと思ったのと、例文と音声が豊富だと感じたので、例文で使い方が確認できる。


IELTS必須英単語4400


IELTS教材が増えた中で一番新しい単語集。難易度順がとても気に入ったのと、ILETSに特化しているということから、試験対策にもなって、(ケンブリッジ、ブリティッシュカウンシルなどが考える)普段使う英単語を習得できるかもという期待が持てる。

あとはメジャーに
究極の英単語SVL〈Vol.2〉中級の3000語


言わずも知れたアルクのコーパスから生み出された単語集。重要度順に並んだ12000単語のうち本書は3000語から6000語まで集められている。重要度なので、上記みたいに大学受験問題とかIELTS問題とかに特化していないところがある種メリットである。

この3と4(全部で6000から12000語レベル)は持っていて、完璧じゃないけど昨年一時期ずっと繰り返していたことがある。

ボキャブラをしつつ、4技能を磨いていく必要があるので、もうちょっと考えてみようと思う。

それまでは、やはりロングマンのリストを眺めながら、苦手なものを潰していこう。
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2017年10月04日

上を目指すのは難しい・・・

今回IELTS受けて、改めて一段階あげること、とくにライティングで6.5(B2)から7.0(C1)の難しさを感じた。

TOEICも985と990の差はとてつもなく大きいし、英検1級も合格(2630)までいけても2850以上になるとかなり難しくなってくる。IELTSもおそらく7.5までは狙えるんだろうけど、その上はかなり難しいだろうなと感じている。とくにアウトプット2技能をC1レベルにあげるのは結構大変だなと感じた。

語彙で英語力を語ってみよう。

おそらく、基本3000単語でかなりの部分(9割)が理解できるんだと思う。この3000単語の操作度、つまり自分の言葉で認識できる、使える度合いが高ければ高いほど、言葉は流ちょうになり、いわゆる話せる人になると思う。となると基本3000語の語彙と表現を自分のものにしていけばいくほど英語力は上がるだろう。

ただここから難易度が上がってくるような気がする。

まず、語彙を5000から10000語まで増やしていかないと、言葉は理解できてるし、言いたいことも言えているけども「場面にあった語彙」「細かなニュアンス」が示せないと思う。実際には、私たちの語彙は上記3000語レベルと勉強で覚えた5000から10000語レベルの語彙を持っていて、とあることを表現するのは楽だけど、これはうまく話せないとかになるんだと思う。

そして、さらに英語の使い手になるには1万語以上(上は際限なし)を目指す必要がある。3000語レベルでは幼稚な表現しかできないことになるし、ある程度教養ある英語を話す、社会問題を語ることができる、ようになるには1万語は必要だ。極端な専門用語でなければ、1万語以上あればどの分野もさわりは理解でき、もしかしたら語れるかもしれない。

1万語は専門的なことでも理解できる土台になるような気がするし、ここが(大人の)ネイティブレベルの英語力に近づくスタートになるだろう。

これを勉強面で考えると、

基本3000語を自由自在に操れれば、とりあえず日常はいける。となると基本表現の操作性を上げることが重要なので、瞬間英作文などのトレーニングはとても有効だろう。

次の5000語から1万語レベルになってくると、難度の高い試験(TOEIC900以上、英検1級など)を利用して、語彙力を高めつつ、表現を広げていくような勉強ができれば最適だ。

この上を目指すとなると、難しくなる。まず単語量がこれまで以上に必要となってくるので、多くの単語を認識し、場面にあったように使えないといけない。次に、覚えたものを常に使い続けるには、あまりにも出会う頻度が低いので、なんらかの工夫が必要になってくる。

日本に住んでるとかなりの単語を忘れてくるので、常時1万語以上を維持するとなると、相当多読多聴を続ける必要がありそう。


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2017年09月30日

今年度2回目のIELTSを受けて来たったー

さて人生通算4回目のIELTSを受けて来た。今回の東京会場は市ヶ谷。

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前日に筆記用具とパスポートを用意しておいて、当日朝はできるだけ荷物減らして会場に向かう。

行きの電車では、特に英語に触れることはせず、サザンをBGMに爆睡w

時間通りに着いたら、かなり人が並んでいる。毎回人が増えているような感じがした。

先ず荷物預け。預けてから受験番号(candidate no.)を確認してみると別の階が会場になってて聞いたら、各階の会場で荷物預けてくれ、という。

袋に入れた荷物を持って別の階に行き、レジストレーション。結構並んでて、試験会場に入室できたのはすでに9時ちょっと前。結局全員入室したのが9時15分頃でそれからすぐに開始。

リスニングは、最初の問題が全開に似たものだったので余裕でこなしていくものの、選択問題では、ひっかけをかなり用意していた感じ。最後の学術系の会話は新型プールの話で、聞いたこともない話題だったこと、スイミングの用語に戸惑った。

リーディングは二つの文章までは順調で、これは久しぶりに時間余らせられるかも、と思ったけど、最後に苦手な(日本語で言う)エッセイ系しかも中身はあまり興味のない文学系。終わったと同時にタイムアップ。

筆記最後はライティング。これは難産だった。1問目は二時点のサーベイ結果で苦手な二つの表が並んでいる問題。25分かけてしまった。配点2/3のエッセイは苦手とする犯罪系。でも準備はしていたので、構想もそこそこに書き上げるも、「問題にきちんと答えているか」と言う点で不安が残るものに。

全部終了したのが12時40分頃。

今回もスピーキングはありがたいことに早めの時間で13時40分集合だった。近くの「富士そば」で久しぶりに蕎麦を食べる。

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(富士そば特製にしたけど、コロッケか天ぷらにした方がよかったw)

再度集合して、14時前に名前を呼ばれて試験官に連れられて面接室に。

パート1は順調にウォーミングアップ感覚でこなしつつも急に「ボートに乗る?」という突発な問題が出て焦った。

パート2は練習済みのものだったので初めて気楽にしかも楽しく答えられた。

パート3も典型的な問題なのでそつなくこなせたと思う。

自己採点でLRWSの順に

7.5 8.0 6.0 7.0

といったところか。とにかくライティングを磨かないことにはOA7.5は遠い。
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2017年09月29日

英英辞書の通読終了!(^^)!

英英辞書の通読をずっと続けていた。



大きな目的は、基礎語彙を確実に自分のものにしたいというところから始まる。そもそも基本的な語彙をきちんと自分で使えていないという自覚があったからだ。

基本的な語彙リストとして、New General Service Listを用いた。これで2801単語あり、この語彙数で英語の93%を理解できるという。

最初は、能動語彙を増やすために、英英辞書で確認しつつ一義的な意味をエクセルに入力していた。

能動語彙強化プロジェクト

その後、ロングマンの英英辞書を用いて、辞書通読に入った。これは意味、使用法、反義語や同義語、そして例文を読むというものである。(途中から全部ではなく最初の意味だけにした。)

英英辞書の通読
英英辞書の通読2

これによって、かなり基礎語彙に対する理解が進んだし、英英辞書にもかなり慣れた。英語で英語を理解する基礎ができたように思う。

でも一日平均15分から20分程度、全部でちょうど半年(6か月)かかったので、それに見合うものかどうかはよくわからない。

今後の課題は、この基本語彙の上をどのように広げていくかである。英検1級は1万2000語ぐらいなので、認識語彙はそれぐらいあるんだろうけど、英検1級を受けなくなると、その認識語彙も減ってきているように思う。

能動語彙を4000ぐらいまで増やしつつ、認識語彙1万2000は確実にキープしておきたい。

1709英英辞書.JPG
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2017年09月17日

Kindleをげっと

英語のリーディング力をあげたいとか、そういう意図はあまりなく、無性に洋書が読みたくなった。(仕事上英語ものはよく読んでいる(はず)なので本ブログでもリーディングに関するエントリは極端に少ない。)

BBCのニュースやポッドキャストをときどきサーフィンしているけど、面白いものを見つけた。

それは

50 Things That Made the Modern Economy
BBC50things.jpg

英語リスニングを意識しつつ聞いていたら、あまりにも内容がfascinatingだったのと、リスニングだけだと聞き取れないところが結構あるので(テーマによっては5割ぐらい)、スクリプト読みたい、というか内容を知りたいと思うようになった。

調べてみたらTim HarfordのBBC World Serviceの番組らしい。

実は名前に見覚えがあるなと過去の読書履歴を(頭の中で)検索してみたら、やっぱり昔読んだことがあった。


オリジナルはこれ。

(日本語版タイトルは失敗だと思うw)

世界的ベストセラーになったこともあり、日本語版を読んで、昔とても感銘を受けたのを覚えている。

ポッドキャストも面白い&著者も信頼できる、という点からスクリプト探しをしていたら、本が出ていた。



Amazon(UK)でも評価が高いし、久しぶりに本を買いたい!という欲求が強くなった。(普段あまり本を買わず、読みたい本は図書館で取り寄せる、なければ縁なしとあきらめる方だ。)

持ち歩くことを考えると洋書はペーパーバックの方がよい。でも、1年先まで出ないこと、ハードカバーで買うとなると350ページ近い大部なので、ほとんど飾り物だ。

そしてAmazonでよくあるKindleバージョンの安さアピール。

もうそうなるとKindleに手を出すしかないかなと思った。むかしヨメさんが楽天Koboに手を出して家の本をかなり電子化して入れたけど、やっぱり電子書籍は見にくいなと思っていたので、新しくKindleに手を出すのは躊躇していた。

でもTwitter仲間からめちゃくちゃ勧められたので、意を決してポチリ。家に届いた。

Kindle評価は今後するとして、とにかく内容が面白い。英語勉強の時間が削られるほどはまってしまい、三日で1/3ほど読み終わった。

内容としては、私たちの生活(経済)が先人たちのどのような発明によって変化したかというものだ。鍬(くわ)は農業生産性を向上させるとともに私たちの社会を形成することになったという話から始まり、ピル(避妊具)やTVダイニング(レンチン食品)は女性を解放し、キャリアや賃金を上昇させることになった、など私たちの身近にあるものが私たちの生活をこんなに変えたのか!という驚きがたくさん詰まっている。

英語試験的にいうと、ネタは社会から多少理系まじりなので、英検やIELTSのリーディングにも十分役立つと思う。

ついでにKindleで単語を直接調べられるのはホントに便利、英英辞書にもなれたので、ちょっとヒントが出てくるだけでも、テンポよく読み進められる。

実はIELTS試験まであと2週間。英語の勉強、などとexcuseして読書に溺れることなく、ライティングとスピーキング対策の試験勉強時間を確保しようと思う(できるかなw)

posted by NOBU at 07:24| Comment(0) | リーディング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

Studyplus

仕事で忙しい中、毎日IELTS対策に励んでいるけど、なんとなく惰性になってきていて、ちょっとモチベーションが下がってきていた。

ツイッターでつぶやいたら、勉強時間を測って客観的に自分を見るのがいいという。

そこで、メジャーな勉強時間測定アプリ、Studyplusをはじめてみた。

今日でちょうど1週間だけど、これとてもいい。


1)カスタマイズ可能

基本は参考書を登録して、その勉強時間や勉強量を記録していくという使い方だ。

英英辞書の通読とIELTSボキャ本はその使い方をしているが、それ以外は

Listening
Speaking
Writing

という3技能を登録して、その勉強の内容をメモって、ついでに時間を記録している。



2)視覚化がモチベを上げる

毎日の勉強量が色違いの棒グラフで出てくる。4技能のうちどの技能をどれくらいの時間を勉強したかがわかるので、勉強のバランスに気をつかうことができる。

また量が棒の長さで出てくるので、昨日より長くしようという気持ちになるから不思議だ。勉強時間を稼ごうというモチベーションがでてきた。


3)勉強量が少ない

ただショックだったのは、記録することによってわかったのは、意外に勉強量が少ないということだ。

平均で1時間半程度。もうちょっとひねり出せば2時間はできるはずなので、さらに時間を捻出していこうと思った。


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2017年08月25日

自分の英作文を自己添削する方法

ライティングを上達させるには、

@自分でまず書いてみること
Aネイティブや上級者に添削してもらうこと

が必要だ。@については、例えば、前のエントリ(Free Writingプロジェクト)を参考にしてもらうとして、Aについては、英作文のフルーツフルイングリッシュを利用したりするのが現実だろう。

あるいは文法やスペルミスのチェックだけであれば、現在のAI技術、Grammarlyという添削ソフトも十分役に立つ(ライティングを助けてくれるGrammarly)。

さて、今日は私がしているライティングの自己添削法を惜しげもなく公開したい(おおげさw)


1)自己添削の目的とは何か?

私が自分で英作文を添削しようと思ったのは、添削代がもったいないのも確かだが、いい文章を書くには「書き直し」という過程、推敲が必要だと感じていたからである。

日本語であっても、書いた後は人に伝わりやすいかどうか、文法的にあっているかどうか(主語と述語が対応しているかなど)を読み直して、修正していく(ブログエントリもそう)。いわんや外国語であれば、とくに英検英作文やIELTSのエッセイであれば内容を伝えるという観点からも、文法や適切な語彙の自己修正は必要である。

ただ悩ましいのは、英語の場合自分の言語表現のストックがそんなにないので修正できない、という問題がある。この語彙使っていいのか?、この表現自然なのか?、こういった問題に自分で答えられない。みなそれを意識的、無意識的に感じているので、業者やネイティブの友人に自分の英作文を見てもらった方がいいということになるんだろう。

それに加えて、人に修正されても、あまり見直しが真剣ではないという問題がある(これは私だけの問題かもしれない)。添削してもらった結果をもらったら、これで完成といった感じになり、脳みそ使うことなくただ添削結果を「なるほどーそうなんだー」といって受け入れてしまう。頭に汗かかない感じなのだ。

そもそも英作文の練習は何のためにやっているのか。それは英作文の練習を通じて、使える表現を増やし、自分のアイデアをより楽により正確に英語で書けるようになることだ。そうなれば、当然、試験の成績も上がることが期待できる。

自己添削も上記の目的を達成するように行うことが必要である。

私は、使える表現を増やす、自分の英語表現ストックを拡大すること、に焦点をあてて自己添削を行っている。

具体的にやっていることを書いていこう。


2)英作文をする(英語ライティングをする)

英作文教材は多いが、いずれにせよ、問題があって、模範解答があるものがよい。初中級教材では、練習問題等の前に、文法事項の確認や新しい単語の紹介などもあるかもしれない。英検であれば、Webページで公開されている過去問とその模範解答が使える。重要なのは、練習問題があって、模範解答があることである。

まず、模範解答をそのまま音読するなり、黙読するなりして、わからないものをなくしている。リーディングの精読と同じく、知らない単語や表現があったらそれは辞書を引いて、知らないものをなくしている。もし、知らない単語や表現が多いのであれば、それは教材のレベルが高い可能性があるので、下げる方がよい。英作文の模範解答のレベルは、辞書で調べるのは数個にしておきたい(曖昧な単語も含めて)。

次に、問題について、英作文を書き下ろす。教材で学んだ表現、模範解答で知った表現が頭に残っているのならそれも使ってみたい。使うことによってその表現が身に付くからだ。

和文英訳や短い英作文の問題なら、かなり模範解答の表現が使えて書けるだろうと思う。これはこれで英語表現を「自分で使う」訓練になる。自分で使うことが表現を身に着けるコツだ。

ただし英検1級やIELTSのエッセイになるとそうはいかない。模範解答を読むことによって主張を述べる根拠は参考になっても、自分の考えとしてそれが利用可能かどうかは別問題だ。模範解答と立場を逆にして述べたりすると、英語表現でも使えるものはほんとうに少なくなったりする。

告白すると、模範解答は1,2回しか読まないので、英語表現で使えているかというとそうでもない(苦笑)

書いていると、アイデアがいろいろ浮かび、こう表現したいということも増えてくる。これはいいことだけど、英語表現量のストックが少ないと自分の知っている単語と表現で示すことになるし、単調になるだろう。それでも、自分の力で書いていく。

あるいは日本語では表現できるのに英語では言えない(書けない)ということもある。この時はあとで調べることを前提に日本語で書いておくことをしたりする。

いずれにせよ、模範解答から学べた表現があれば、できるだけ使うように意識し、問題に対して自分の英作文の解答を作成している。(私は英検やIELTSを受けるのでエッセイを書くことが多い。)


3)自己添削の方法

書き終わったら、いよいよ自分で添削をする。

まずは、推敲だ。作文したあとは、何日間か放置している。ひたすら問題に対して、英語でエッセイを書き、そのあとは放置だ。だから私は英作文をしている期間と自己添削している期間は分離している。同時にやることはない。

(基本的に手持ちの教材はさっさと作文してしまうので、普段の勉強は添削だけということも多い。つまり英作文の勉強は添削の繰り返しといっても過言ではない。)

推敲に時間を空けるのは、時間が経った方が、自分の英文を客観的に見ることができるからだ。英検にしてもIELTSにしても英作文の採点では、内容と構成、あるいはTask Achievement (Response)やCoherence and Cohesionが重要なポイントである。与えられた問題に対して、説得力があるかどうかが基本だ。

そこで、推敲では、エッセイのポイントである序論、本論、結論という3段落構成の確認を行い、本論ではOREO(Opinion+Reason+Example+Opinion)のような有益な手法を用いて説得的に示されているかどうかを見直す。適切なイントロや本論の事例が思いつけば、それで書き直す。

次は、いよいよ英語表現の修正だ。稚拙な英語表現をブラッシュアップしていく。とくにIELTSではLexical Resource(語彙力)が重要なので、同じような表現ではなく、さまざまな語彙を用いて、表現種類が多様であることを見せなければならない。

@語彙は適切か

なんとなくつかっている基本単語であっても語彙が場面にあっているかどうかを確認する。このために例文の多い英英辞書を用いている。



英英辞書がいいのは、意味をやさしい英語で置き換えているので、その表現自体が表現力の幅を広げてくれる。例文が多いと、使える例文があったりするので、それを利用して添削が可能である。

ロングマンの辞書だと、シソーラス(同義語)やコロケーションも載っていたりするので、それによって添削もでき、適切な表現に直すことができる。

AGoogleによるコロケーションチェック

辞書に載っていない場合、あるいは辞書ではなんともできない場合、Google先生に聞くのが一番だ。日本語を英訳してもらう時にも重宝している。GoogleのAI(人工知能)はどう判断しているのかが参考になったりする。

そして、実際にネイティブたちがどう使っているのか、Googleの全文一致検索を活用している。例えば、
"natural environment"、"natural condition" などと入力すると、どちらがどういう場面で自然なコロケーションになっているか推測できる。

B模範解答の表現

最後は、模範解答の活用である。実際には、上記の@AとこのBは同時並行で行うことが多い。

いよいよ模範解答を用いて自己添削を行う。

やり方のポイントは

模範解答の表現をそのまま自分の解答にあてはめられないか

という観点からみている。自分の英作文の中で、模範解答の中の表現が使えたところはないか、あるいは単語をちょっと入れ替えるだけで使えた表現はないかを確認して、入れ替える。

あるいは

模範解答の代替表現(パラフレーズ)を盗む

例えば、park is built.......と書いたけど、模範解答にis constructedとあったら、どちらも合っているんだろうけど、カッコで別表現として赤で記入したりしている。


4)おわりに

模範解答の不自然さを見つけることができれば、さらにいいと思う。参考書はネイティブチェックが入っているだろうけど、ネイティブにもいろいろいる(笑)とくにエッセイになれば、ある程度の教養ある人がチェックしないと意味がないだろう。

でも模範解答には学ぶことがいっぱいある。間違いからでも多くの事が学べる。

ただ、この勉強は時間がかかる。だから毎日続けることが重要だ。一日10分でもいいので、模範解答と比べるとか、英英辞書引いてみるとか、ちょっとした添削をやるだけでも学ぶことは多い。私も上記全部が一度でできることはまずない。

今は、一日一つ昔書いた文章をひっぱりだして、再度添削しているものもある。そのたびに毎回発見することがある。

この勉強法のメリットは、量ではなくて小さいことだけど、表現に敏感になれることだ。とくにコロケーション、どの動詞を使う方が適切か、などに敏感になり、そしてより適切な表現力を一つ一つストックしている感じが味わえる。

とにかくこの勉強法は大量にはできない。(というか時間がない)それでも少しずつ続けると多くの事が身につくと思っている(というか言い聞かせているw)

以上、私の英作文自己添削勉強法である。

こんな感じ
1708自分で添削.jpg
posted by NOBU at 00:00| Comment(0) | ライティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする