2017年10月20日

ライティングのルール

ライティングの練習をやっていて、気になることは、やはり「これでいいんだろうか?」という自問だ。

辞書を引き、模範解答と比べて自己添削をやってるけど、この自問はなかなか消えない。

自分の英作文を自己添削する方法

今回この問題に対処するために、以下の本をみてみた。



この本は、英作文の添削をやっている会社が実際の添削事例を紹介しているし、ネイティブが書くとどうなるかという模範も書いてくれている。

日本人が間違えやすいところをとくに紹介してくれているのがいい。

ただ問題は、Emailの文章が中心だということ。エッセイの事例もあることはあるが、圧倒的に少ない。

そこで次に手に取ったのが以下の本。



これはよかった。今でも読んでいる途中だけど、ライティングの時に注意すべき、文法や語法、コンマやピリオドの使い方までが詳細に説明されていて、しかもイギリス英語とアメリカ英語の違いまで紹介してくれている。

この本は、どちらかといえば、ライティングのアウトプット用文法書という位置づけだろうか。日本人が間違いやすいポイントにしぼって説明してくれているので非常にいい。また文法チェックのためにGrammarlyというソフトを使っているけど、受動態を見つけると必ず指摘をしてくるので、うっとおしいと思っていたけど、やはり再考すべきである、という背景もわかった。

これを電車の中で読みつつ、一通り網羅的に頭にいれておきたい。今後ライティング練習の自己添削で文法や言い回しの間違いはないか、確認していくような使い方でいこうと思っている。
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2017年08月25日

自分の英作文を自己添削する方法

ライティングを上達させるには、

@自分でまず書いてみること
Aネイティブや上級者に添削してもらうこと

が必要だ。@については、例えば、前のエントリ(Free Writingプロジェクト)を参考にしてもらうとして、Aについては、英作文のフルーツフルイングリッシュを利用したりするのが現実だろう。

あるいは文法やスペルミスのチェックだけであれば、現在のAI技術、Grammarlyという添削ソフトも十分役に立つ(ライティングを助けてくれるGrammarly)。

さて、今日は私がしているライティングの自己添削法を惜しげもなく公開したい(おおげさw)


1)自己添削の目的とは何か?

私が自分で英作文を添削しようと思ったのは、添削代がもったいないのも確かだが、いい文章を書くには「書き直し」という過程、推敲が必要だと感じていたからである。

日本語であっても、書いた後は人に伝わりやすいかどうか、文法的にあっているかどうか(主語と述語が対応しているかなど)を読み直して、修正していく(ブログエントリもそう)。いわんや外国語であれば、とくに英検英作文やIELTSのエッセイであれば内容を伝えるという観点からも、文法や適切な語彙の自己修正は必要である。

ただ悩ましいのは、英語の場合自分の言語表現のストックがそんなにないので修正できない、という問題がある。この語彙使っていいのか?、この表現自然なのか?、こういった問題に自分で答えられない。みなそれを意識的、無意識的に感じているので、業者やネイティブの友人に自分の英作文を見てもらった方がいいということになるんだろう。

それに加えて、人に修正されても、あまり見直しが真剣ではないという問題がある(これは私だけの問題かもしれない)。添削してもらった結果をもらったら、これで完成といった感じになり、脳みそ使うことなくただ添削結果を「なるほどーそうなんだー」といって受け入れてしまう。頭に汗かかない感じなのだ。

そもそも英作文の練習は何のためにやっているのか。それは英作文の練習を通じて、使える表現を増やし、自分のアイデアをより楽により正確に英語で書けるようになることだ。そうなれば、当然、試験の成績も上がることが期待できる。

自己添削も上記の目的を達成するように行うことが必要である。

私は、使える表現を増やす、自分の英語表現ストックを拡大すること、に焦点をあてて自己添削を行っている。

具体的にやっていることを書いていこう。


2)英作文をする(英語ライティングをする)

英作文教材は多いが、いずれにせよ、問題があって、模範解答があるものがよい。初中級教材では、練習問題等の前に、文法事項の確認や新しい単語の紹介などもあるかもしれない。英検であれば、Webページで公開されている過去問とその模範解答が使える。重要なのは、練習問題があって、模範解答があることである。

まず、模範解答をそのまま音読するなり、黙読するなりして、わからないものをなくしている。リーディングの精読と同じく、知らない単語や表現があったらそれは辞書を引いて、知らないものをなくしている。もし、知らない単語や表現が多いのであれば、それは教材のレベルが高い可能性があるので、下げる方がよい。英作文の模範解答のレベルは、辞書で調べるのは数個にしておきたい(曖昧な単語も含めて)。

次に、問題について、英作文を書き下ろす。教材で学んだ表現、模範解答で知った表現が頭に残っているのならそれも使ってみたい。使うことによってその表現が身に付くからだ。

和文英訳や短い英作文の問題なら、かなり模範解答の表現が使えて書けるだろうと思う。これはこれで英語表現を「自分で使う」訓練になる。自分で使うことが表現を身に着けるコツだ。

ただし英検1級やIELTSのエッセイになるとそうはいかない。模範解答を読むことによって主張を述べる根拠は参考になっても、自分の考えとしてそれが利用可能かどうかは別問題だ。模範解答と立場を逆にして述べたりすると、英語表現でも使えるものはほんとうに少なくなったりする。

告白すると、模範解答は1,2回しか読まないので、英語表現で使えているかというとそうでもない(苦笑)

書いていると、アイデアがいろいろ浮かび、こう表現したいということも増えてくる。これはいいことだけど、英語表現量のストックが少ないと自分の知っている単語と表現で示すことになるし、単調になるだろう。それでも、自分の力で書いていく。

あるいは日本語では表現できるのに英語では言えない(書けない)ということもある。この時はあとで調べることを前提に日本語で書いておくことをしたりする。

いずれにせよ、模範解答から学べた表現があれば、できるだけ使うように意識し、問題に対して自分の英作文の解答を作成している。(私は英検やIELTSを受けるのでエッセイを書くことが多い。)


3)自己添削の方法

書き終わったら、いよいよ自分で添削をする。

まずは、推敲だ。作文したあとは、何日間か放置している。ひたすら問題に対して、英語でエッセイを書き、そのあとは放置だ。だから私は英作文をしている期間と自己添削している期間は分離している。同時にやることはない。

(基本的に手持ちの教材はさっさと作文してしまうので、普段の勉強は添削だけということも多い。つまり英作文の勉強は添削の繰り返しといっても過言ではない。)

推敲に時間を空けるのは、時間が経った方が、自分の英文を客観的に見ることができるからだ。英検にしてもIELTSにしても英作文の採点では、内容と構成、あるいはTask Achievement (Response)やCoherence and Cohesionが重要なポイントである。与えられた問題に対して、説得力があるかどうかが基本だ。

そこで、推敲では、エッセイのポイントである序論、本論、結論という3段落構成の確認を行い、本論ではOREO(Opinion+Reason+Example+Opinion)のような有益な手法を用いて説得的に示されているかどうかを見直す。適切なイントロや本論の事例が思いつけば、それで書き直す。

次は、いよいよ英語表現の修正だ。稚拙な英語表現をブラッシュアップしていく。とくにIELTSではLexical Resource(語彙力)が重要なので、同じような表現ではなく、さまざまな語彙を用いて、表現種類が多様であることを見せなければならない。

@語彙は適切か

なんとなくつかっている基本単語であっても語彙が場面にあっているかどうかを確認する。このために例文の多い英英辞書を用いている。



英英辞書がいいのは、意味をやさしい英語で置き換えているので、その表現自体が表現力の幅を広げてくれる。例文が多いと、使える例文があったりするので、それを利用して添削が可能である。

ロングマンの辞書だと、シソーラス(同義語)やコロケーションも載っていたりするので、それによって添削もでき、適切な表現に直すことができる。

AGoogleによるコロケーションチェック

辞書に載っていない場合、あるいは辞書ではなんともできない場合、Google先生に聞くのが一番だ。日本語を英訳してもらう時にも重宝している。GoogleのAI(人工知能)はどう判断しているのかが参考になったりする。

そして、実際にネイティブたちがどう使っているのか、Googleの全文一致検索を活用している。例えば、
"natural environment"、"natural condition" などと入力すると、どちらがどういう場面で自然なコロケーションになっているか推測できる。

B模範解答の表現

最後は、模範解答の活用である。実際には、上記の@AとこのBは同時並行で行うことが多い。

いよいよ模範解答を用いて自己添削を行う。

やり方のポイントは

模範解答の表現をそのまま自分の解答にあてはめられないか

という観点からみている。自分の英作文の中で、模範解答の中の表現が使えたところはないか、あるいは単語をちょっと入れ替えるだけで使えた表現はないかを確認して、入れ替える。

あるいは

模範解答の代替表現(パラフレーズ)を盗む

例えば、park is built.......と書いたけど、模範解答にis constructedとあったら、どちらも合っているんだろうけど、カッコで別表現として赤で記入したりしている。


4)おわりに

模範解答の不自然さを見つけることができれば、さらにいいと思う。参考書はネイティブチェックが入っているだろうけど、ネイティブにもいろいろいる(笑)とくにエッセイになれば、ある程度の教養ある人がチェックしないと意味がないだろう。

でも模範解答には学ぶことがいっぱいある。間違いからでも多くの事が学べる。

ただ、この勉強は時間がかかる。だから毎日続けることが重要だ。一日10分でもいいので、模範解答と比べるとか、英英辞書引いてみるとか、ちょっとした添削をやるだけでも学ぶことは多い。私も上記全部が一度でできることはまずない。

今は、一日一つ昔書いた文章をひっぱりだして、再度添削しているものもある。そのたびに毎回発見することがある。

この勉強法のメリットは、量ではなくて小さいことだけど、表現に敏感になれることだ。とくにコロケーション、どの動詞を使う方が適切か、などに敏感になり、そしてより適切な表現力を一つ一つストックしている感じが味わえる。

とにかくこの勉強法は大量にはできない。(というか時間がない)それでも少しずつ続けると多くの事が身につくと思っている(というか言い聞かせているw)

以上、私の英作文自己添削勉強法である。

こんな感じ
1708自分で添削.jpg
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2017年07月04日

ライティングを助けてくれるGrammarly

スピーキング、ライティング対策として、とにかくライティングをしている。前回のIELTSの反省からとくにスピーキング対策として関連出題トピックはすべて一度スピーキング原稿を作成しておこうと思った。

現在、ライティングは当然として、基本的にスピーキングもライティングしている。サンプルアンサーをみたり、英英辞書を調べて、文法的な誤りを修正し、できるだけパラフレイズできるように書くようにしている。

しかし、やはり英文校正をしていないので、冠詞や単複数をはじめとして自信がないものも少なくない。英文校正としては英作文のフルーツフルイングリッシュを使用するのも一つなのだが、単価が高い。サービスとしてはいいのだが、Lv5、Lv4レベルのものを書いている人にとってはおそらくほとんどが冠詞、単複数、適切なコロケーションが修正されるだけだと思う。100ワードで英作文チケット(500円程度)は高い。

こんな時に、ツイッターのタイムラインで見て知ったもので、Grammarlyという英文校正サービスがある。

無料版を使っていて、気に入ったので早速有料版(Premium)を使うようになった。

1706grammarlypremium.jpg
良さを紹介したい。

1点目は、かなり詳しい指摘がされて、大変有益である。基本的に以下のような間違いを見つけているようだ。

文法(Grammer)
Example: If we will leave now, we will arrive early.
だと will leave → leaveとして条件文の動詞の使い方が指摘される。

句読点(Panctuation)
Missing comma after introductory clause
Example: When he had tried to open the discussion Arthur put him off.
だと discussionの後にコンマを入れるよう提案される。

文構造(Sentense Structure)
Missing verb
Example: He pretty much clever.
He is/ He wasが提案される

スタイル(Style)
Colloquial verb phrase
Example: I want you to go check the gauges.
go check → check が提案できる。

文章の型も選択できる。個人的なメール、ビジネス表現、レポートなどのアカデミックなものなど、型を選択することによって最も適した校正ができるようになっている。

1706grammarly.png

2点目は、Wordのadd-inとして利用できる。

Grammarlyの基本的な使い方は,クラウド的だ。文章をMy Grammarlyの中で書く,あるいはコピペすることによって,そんなに時間かかることなく校正をしてくれる。校正が終わったあと,別のソフトにコピペで戻して完成という形だ。

でもこれだと面倒だ。やはり私たちの文書作成はWordがメインだから,Word上で自動的に校正してもらえるとありがたい。もちろんWord自体にも校正機能はあるが,これが強化されるといい。

ありがたいことに,Grammarlyはこの願いをかなえてくれる。GrammarlyはWordのアドインソフトにもなっているので,ダウンロードして使うとWordそのままで校正ができるので非常に便利だ。

他には、主要インターネットブラウザに対応しているので、メール、SNSなども自動的に校正してくれる。

1706grammarlyword.jpg


3点目は、英語の勉強になるという点だ。

これは英語クラスタからすると自分で書きながら英語を勉強することになるので,とてもありがたい。

Grammarlyは校正ソフトのみならず,なぜ間違いだと指摘しているのか,説明がついている。この説明を読むだけでかなりの文法知識がたまりそうだ。

1706Grammarly.jpg

その他にも,パラフレーズや語彙力強化にも役に立つ。


以上が長所だが,バランスをとるためにいくつかの欠点を述べておきたい。

残念なのは、Google Docsには対応していない。これまでいろんなものをGoogleドキュメントで作業をしていたが、それらはGrammarlyにコピペして使わないといけない。

おせっかいすぎるきらいがある。受動態を使うと必ず、指摘がつく。文章としては能動態が好まれるというのがあるからだようだが、どうしても受動態を使いたい時があるので、こんな時はうっとうしいなと感じてしまう。

いずれにせよ、私にとっては語彙増強、パラフレイズの増加に役立ちそうなアプリであることは変わりない。

ちなみに、私のライティングスタイル、英語か米語か曖昧な点を修正することができそうだ。IELTS対策としてBritish English仕様にしたので、スタイルが統一されてありがたい。

AIの進歩に改めて感謝だ。


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2017年05月25日

IELTS本の勉強法

ちょっと更新が滞ってしまったけど,IELTS本の勉強方法が安定したのでその報告なんぞ。(参考:IELTS対策の悩み



この本をどう進めるか方針が決まり,1日30分程度続けている。

まず,全体を飛ばし読みで何回か読んで全体を把握。(実は,むかしフォトリーディングの手法を学んで本読みというかテキストはすべてフォトリーディングで読んでいる。)

その後,SpeakingとWritingのセクションの解説を大体把握したあと,問題(穴埋めとパラフレーズトレーニング)をやる。

現在は,実践編のサンプルアンサーがついている問題すべてに対して解答作成している段階。

今のところ,WritingのTask1(図表問題)の解説,問題(穴埋め,パラフレーズ),サンプルともに充実している印象を受けている。問題もよかったので,Task1の苦手意識は消えた。

Speakingセクションもとにかく書いている。話しても復習できないので表現をチェックしたいのとそのうち校正していいものにしたいからだ。

少しずつではあるが,毎日書いているというのは英語を勉強している感があっていいw やっぱりアウトプットこそが最大の語学勉強法かもしれないなぁと感じている。



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2017年01月18日

Free Writing プロジェクト

前回の英検1次試験が終わって、10月半ばより3カ月ちょっとかけて、英作文能力アップのためFree Writing プロジェクトを1人でやってきた。

具体的にはここにも書いたがDMM英会話が提供しているディリーニュースネタで自分の意見をつづりとか文法とかを気にせずに100-120ワード前後で書くというもの。

ディリーニュースという社会性のあるネタで、自分の意見を述べることができるようになるのが目的だ。量的にも次回英検まで3カ月ちょっとあるので、100個書くことを目標としていた。

今日でとうとう100個を達成した。

170118freewrting.jpg

Wordの字数カウントをみると、15000ワード(一個平均150ほど)書けたことになる。

この学習を通じてできるようになったことは

1)書くことに抵抗がなくなったこと
 「書く」ということは、何かしら本腰を入れるように、よいしょと声かけしないとできないものだったが、このおかげで毎日の日課になり、何もアイデアがなくても何かしら書けるようになったし、書く行為がいやではなくなった。(正確にはパソコンで「打ってる」わけだけどw)とくにつづりや文法を気にしないということ、単語が浮かばなくても、あるもので書くようにするというのは、書くことを習慣づけることに役立った。

2)意見を持てるようになったこと
 映画ネタ(映画は本より良くないか、売れる映画に金は必要か)というのはつらかったけど、とにかく適当でもいいので、何か意見を書くというのはいい訓練になった。それに書き始めると何かしら意見が浮かんだりするので、「意見を持ってから書く」というのではなく「書きながら意見を考える」ことができた。

3)文章力が上昇したこと
 正直言って、最初はつらかったけど、ここ数週間はまったく苦と思わなかったし、10分ほどで終わる作業となった。しかも他の勉強で得た単語を思い出して使ったりできたし、なんといっても自分としては文章力が上昇したように思う。使う単語が増えたこと、最初は言い回しが単調だったけど、毎日書く作業をするせいか、リスニング、リーディングで触れる英語から使えるものを無意識ながら蓄積し、書いてみるようになった。

ライティングはInputが大事だと思ったけど、ある程度量(多書)も必要だと思った次第。

これはいい作業だし、Output能力向上のため少なくとも帰国までは続けていきたい(目標はあと60を足して160にしようと思う)。
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2016年12月24日

英検英作文の採点基準を考える

「採点者は見た」英検英作文プロジェクトを1ヶ月ほど続けて、先週一週間かけてみなで振り返りを行った。

英検の採点者はどこを見るのか、どのように書くのがいいのか、得たものをまとめてみたい。

プロジェクト参加者は6名、18本の英作文投稿、59本の採点が行われた。作文1本あたり3本程度の採点が行われたことになる。

すべての採点結果をまとめると以下のようになった。

   平均点数
内容  6.25
構成  6.68
語彙  6.68
文法  6.63
合計  26.24

   標準偏差
内容 1.092
構成 1.090
語彙 0.899
文法 0.998
合計 3.164

*本番と同じく各項目8点、合計32点で採点。

プロジェクト参加者は何も英検協会の採点研修を受けていない。わかっているのは英検が公開している基準だけだ。それでもほぼ英検基準で採点できているのではないかと思っている。

その理由は、(1)「内容」の点数が低くなると他が低くなる傾向があったからだ。英検協会の基準では、すべての項目において、「自分の意見とその理由が伝わるように」(内容)を構成して、語彙を用い、正しい文法で示そう、となっている。つまり基準でも「内容」が採点全体に影響を与えるとともに、我々の採点もそうなった。一読してなるほどと思うような内容であれば、全体の点数にいい影響を与える。

もう一点は、(2)「内容」の散らばり(標準偏差)が大きく、採点者の主観が反映されやすいことが見てとれる。毎回、採点結果に納得したり納得できなかったりするけども、残念ながら、人によって厳しく判定したり、甘く判定したりする傾向がある。それはトピックに対する採点者の知識量にも依存している気もしている。(トピックについて詳しい知識をもつ採点者が読むと、内容へのツッコミが強くなるかも。)

以上の分析の結果、英作文能力の高低もさることながら、「内容」をどのように書くかにかかっている。

それではどのようにいい「内容」を書くのか。それは英検の言う通り、以下の点を注意して書くということにつきるだろうと思う。

「自分の意見と合わせて、その理由を明確にしましょう。その際に、多様な観点から考えて、意見を支える論拠や説明がより説得力のあるものになるようにしましょう。例えば、理由を書く際に、単純に「安いから」や「便利だから」だけでなく、安くなることがどういうことにつながるのか、また便利になることの具体的な例なども書きましょう。」

もう少し具体的に書くと

1)序論で自分の立場を明確にし、結論でも再度述べる。
2)その立場を支える根拠3つは、相関があまりない方がよい。
3)各段落で、根拠(Opinion)、説明(Reason)、例(Example)という展開を心がける。

という感じだ。

ちなみに、その他の傾向を読み取ると、全体の採点として、23点から29点の間に約7割の英作文が、基本的にほぼすべての作文が20点から32点(満点)に入ることがわかる。この実験では、英作文の採点は大きく差がつきにくいが、CSEスコアでは646−735と差が開くので、自分の意見、理由、その理由をサポートする根拠をきちんと展開し、各項目1点でも多く得点できるようにしたい。

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2016年11月24日

Output2技能の幅を広げる

最近の英語学習のメインはIELTS対策。

その一方で、次回の英検に備えて「仕込み」を始めている。それがOutput技能の幅を広げる勉強だ。

そもそも、ライティングにしてもスピーキングにしても、

読んだことない
聞いたことがない
考えたことがない

という「3ない」状態で、書け、話せということは不可能だ。そのため、社会性の問題について「読んだことがある、聞いたことがある」状態にしたい。特に「読み物」で情報を手に入れようと思っている。

もう一点は、英検の英作文・2次スピーチのトピックには何かしらの関連性がある。経済トピックのネタを議論しているときに、環境問題や科学問題が根拠になったりするし、またその逆もしかりである。つまり社会の問題は繋がりがある。ということは社会問題を鳥瞰できることが必要だ。

そこで、仕込み材料として、「一級さん倶楽部」のJet Bullさんが教えてくれた

Global Trends 2030: Alternative Worlds(PDFバージョンはこちら

を通読しはじめた。これは非常に面白い。とくに3部構成のうち第一部のグローバルトレンドはまさに今の社会の状況を鳥瞰するにはぴったりだ。世界の流れを、@個人のエンパワーメント、A権力の分散、B人口パターン、C食糧、水とエネルギーの繋がりの増加、から説明してくれている。

ちなみにこれはAmazonでも日本版が出ている。




さて、次は「考えたことがない」という問題をどう緩和するか。このあたりは、アンチョコの活躍だ。時間を節約するために自分で考えるよりも人の考えを借りるに限る。

同じく「一級さん倶楽部」のJulikaさんに教えてもらったこれ。



この本をさーと見てみたが、楽しそうだ。たくさんの話題がつまっており(なんとイギリスはEUから出るべきかという話題まで入っていた)、英検対策のみならず知的好奇心を満たしてくれそうである。


最後は、自分の考えを「話したことがる、書いたことがある」にする。

これは相変わらずDMM英会話のディリーニュース記事のネタを使って、120ワード前後のFreewriting(語彙、文法は気にしない)を続けている。(やり方のイメージはここ。)

話すことも必要だが、人の思考は書くことによって鍛えられると思っているので、ライティングを基本にして「考えたことがる」「表現したことがある」を脳に記録している。
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2016年11月17日

edXのエッセイコース

10月12日から5週間にわたって行われたedXのオンラインコースでアカデミック・ライティング(How to Write an Essay)の基礎を学んでみた。

(なんと無料。この情報はやはり「一級さん倶楽部」のJulikaさんに教えてもらった。情報交換の場として「一級さん倶楽部」は最高だ。→かる〜い宣伝ww)

1610edX.jpg

やろうと思ったきっかけは、英検英作文を改善したいこと、IELTSライティングのTask2で効果的にエッセイが書けることを意識して学んでみたいと思ったから。

どんなことが学べたか、参考までにまとめておきたい。(学んだことの備忘録)


第1週 Good Grammar and Sentences

文法用語の確認とともに、主語(Subjects)述語(Predicates)の対応、句(Phrases)、独立節(Independent Clause)、従属節(Dependent Clause)を確認。

Concise Writingを心がけること。

(1)くどさをさける。例:our (final) conclusion

(2)余計な言葉をさける。例:take under consideration → consider

(3)主語は明確に

Unclear: The practice of revision would improve our writing.
Clear: Revision would improve our writing.

Empty: There is no way to become a better writer than to practice.
Defined: We can become better writers if we practice.

(4)強い動詞を使う
to be + nouns: What we found was a solution to the problem.
Strong verb: We solved the problem.

(5)あいまいな言葉を使わない
Vague: I needed to get some stuff at the store.
Clear: I needed to buy some groceries at the farmer's market.

(6)Modifier(修飾語句)を使わない
Unnecessary: In my opinion, that movie was really quite good. I'm very glad we saw it.
Concise: That movie was great! I'm glad we saw it.


第2週 Paragraphs and Topics

パラグラフはある特定のアイデアを説明する文のかたまり。

パラグラフは、トピックセンテンス、一つ以上のトピックセンテンスをサポートするボディセンテンス、そして結論センテンス(次のパラグラフへのつなぎ、あるいはエッセイを終えるもの)から成る。

よいパラグラフには2つの条件がある。
(1)整合性
つなぎ言葉を工夫して論理的にする。
(2)発展性
例を示す、データを与える、引用する、物語を示す、定義を述べる、など。


第3週 Thesis Statements


論文のテーマとは、議論とか分析の対象であるが、皆が当然だと思っていることはテーマになりにくい。

論文テーマは、サポートすべき議論を必要とする明確な自分の意見(Idea)を述べるものである。論文テーマは1、2文からなり、論じるべきトピックとそれに対する自分の明確な意見が含まれる。


Continuing changes in pension plans make it almost impossible to plan wisely for retirement.

下線部の前は論じるトピック、そして下線部は自分の意見

アカデミックライティングとは以下の要件を含む。
(1)議論における意見(Idea)や調査した理論を取り扱う。
(2)形式に沿って意見を述べる。
(3)人の意見(出版物、インタビューしたもの、自分が観察したもの)に基づいている。
(4)読む人を意識する。


第4週 The Essay

エッセイは以下の構成をもつ。
論文題目を含む序論
ボディ
結論
参考文献

ボディはどのくらいの長さでも構わないが、論文テーマをサポートするデータや事実を並べる。

ボディを充実させるために、以下の調査を行う。
visiting the library
using the Internet
talking to experts
ただし、盗用に注意すること。

読み手を引き込む序論、主張を意識づける結論を心がける。


第5週 Improving Your Writing

書いたものは修正し(Revise)、校正すること(Edit)。修正は主張の根拠として適当かを確認しつつ内容を変えていくこと、校正は文法やスペルミスをチェックすることである。

順番としては、修正してから校正すること。

修正のヒントは
(1)メイン・アイデアはクリアで簡潔か?アイデアは議論可能な論文テーマになっているか。
(2)序論で興味を引くようになっているか。
(3)エッセイはきちんと3部構成になっているか。
(4)各パラグラフのメイン・アイデアはクリアか。そしてそれを支えるようにパラグラフが展開されているか。
(5)パラグラフの配置は適当か。文やパラグラフ間の続き具合は適切か。
(6)文はクリアになっていて、よくかけているか。文の構造を変えることによってよりよい表現にならないか。
(7)利用している語彙は正確か。言いたいことを示す適切な単語か。
(8)エッセイの結論は強いものになっているか。読了後に読者は何か考えることがあるだろうか。

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2016年10月02日

英作文対策(4)−内容編

英検1級英作文対策決定版の最終回は、作文の本丸である「内容」について。

内容が面白く、説得力のあるものでないと点数はかせげない。Main Bodyをより魅力的にみせるためには、内容が具体的で、人に分かりやすく、そして説得的である必要がある。

そこで今回は、エッセイの主張を支える論点(いわゆるPoint)をどのように見つけるかという点、について考えてみたい。

正直、時間があればネットや図書館で調べて面白いものも書けるが(笑)、読解で満点を目指し、リスニング・パートの先読みをするためには、30分以内で英作文を終わらせなくてはならない。

それに、よくあるように、普段からニュースにアンテナを張って問題意識を持って生活しろ、というアドバイスも、試験を控えて受験者にとって、このアドバイスほど試験対策として意味のないものはない。

その意味で今日のエントリーは英作文対策でも比較的即効性があると思う。

模範解答を精査してわかったことは、Pointで利用される論点は多くないので、以下の原則にそって日本語でアイデア整理をしておくといいだろう。


原則:以下の3点に関連するフィールドからPoint(論点)を考える!

1)自然・資源・環境(11)
2)人類、個人の厚生(教育、健康、生活など)(10)
3)経済(仕事、国民経済、貧困など)(6)
(注)カッコ内はPointとして使われたものの数


1)自然・資源・環境

グローバリゼーションという問題で、多国籍企業が産業廃棄物(炭素排出、有毒廃棄物)を出すから、グローバリゼーションはよくないとしている例(2016-1b)、クローンがいいという主張の根拠として、絶滅危惧種を助ける効果があるとする例(2015-1)などがある。

したがって、自然・環境にどのような影響を与えるか、資源(化石燃料、水、食料、生物など)はなくならないか、という観点で論点を考えるのは有効な方法だ。何かを主張するのに、自然・資源・環境につなげれば面白い事例が考えられるかもしれない。


2)人類、個人の厚生

都市化で人々の生活が便利になる例(2014-3)、高齢化でも高齢者の経験や技術が若者に役立つ例(2012-2)などがある。

私たちの健康、教育、意識、生活にどのような事例があるか、普段から考えていくのもいい。というか、何かを主張しようとして、自分たちの生活にいい面がなければそれは否定すればいいわけで、もし私たちの厚生が改善されるなら、それは主張の根拠として強いPointとなる。それにこれは具体例が浮かびやすいので、Pointの段落を膨らませやすく、説得力を持つパラグラフを作成しやすいだろう。


3)経済

世界の平和を脅かすものとして不平等や貧困を述べる例(2016-1a)、食糧はなくなる理由として人口増加、そして人口増加は貧困を生み、食糧が買えないという事例にもっていった例 (2014-2)などがある。

私たちの生活は、悲しいかな、お金なしでは生きていけない。問題として出てきたトピックが、仕事、貧困、失業などのミクロ面でどのような影響を与えるか、国や世界の経済発展、不平等などマクロ面でメリット、デメリットがあるのではないか、と大きく広げて考えると、何かしらのPointは見つかる。

個人としては経済学部出身かつ経済ネタはいつもチェックすることが多いので、いつも浮かびやすいPointだ。ただそれが説得力を持って述べられているかというと疑問なので、このあたりは練習とネタの仕込みをしないとなとは思っている。


あと、これらの内容をMain Topicに取り込むときに、
For example, For instance, Take A for example
などを用いて、具体例を示すと説得力が増す(満点解答例がその典型)。


もちろんこれ以外にも多くの論点を考えることは可能だ。精査した過去問の中では、「未成年を牢獄に放り込むことの是非」に関する問題には当てはまらない。問題テーマが大風呂敷を広げたようなものなら、この方法で内容を考えることが可能だが、具体的なトピックを論じる問題になるとこの原則はあてはまらないので注意してもらいたい。

ただ近年は何かspecificなネタを論じるよりも、やっぱりざっくりしたテーマが選ばれているので、次回の英検も期待したいww

以上、4回にわたって、採点基準から模範解答を研究して得られた英作文対策をシェアしてきた。

もちろん、必ずしも読者全員に有益な方法とは限らないので、あくまで参考程度に。

<参考>
英作文対策(3)―構成編
英作文対策(2)―語彙編
英作文対策(1)―文法編
英作文―採点基準からの分析
英作文―過去問からの傾向分析
posted by NOBU at 08:00| Comment(3) | ライティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月01日

英作文対策(3)―構成編

英検1級英作文対策決定版の第3回目は構成面。英作文をどのような構成で作成し、どのように点数を稼ぐかということ。その基準は「英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか」というもの。

これは、形式(テンプレ)で乗り切りたいところである。

模範解答の流れは以下の通り。

Introduction(導入と主張)
Main Body (主張をサポートする論点Pointを3つの段落で述べる)
Conclusion(まとめと再主張)


昨年度(2015年度)までPointは選ぶものだったけど、2016年度から自分でPointを考えるようになっている。一応過去からの流れで、Point3つとしているけど、ここは2つであってもいいとは思っている。そして、問題に「Point3つを述べろ」と書いてあるので、Main Bodyの中に3段落で3つのPointを述べないといけない。(Hiroshiさんのご指摘で修正)

Body部分を充実させるためにも、イントロと結論部分は時間を省略しておきたいところ。そのためにイントロと結論はテンプレを作成して、試行錯誤してみた。

実際、テンプレをつくったものの、英検1級英作文問題の予想問題で試したところ、うまくいかない。さらに研究したところ、問題によってテンプレを使い分けた方がよいことがわかった。

過去問を調べたところ、問題形式は4つに分けられ、その問題に対応して主張するものがちょっと変化する。

Can問題(〜は可能か?)→〜は可能である(不可能である)
 例)Can international terrorism ever be eliminated?(2015-2)
Should問題(〜すべきか?)→〜すべきである(〜すべきでない)
 例)Should cloning research be promoted, or should it be discontinued? (2015-1)
Effect問題(効果がある)→〜効果がある(効果はない)
 例)Has urbanization had a positive effect on Japanese society? (2014-3)
YesNo問題(であるか?)→〜である(〜でない)
 例)Fossil fuels still be the world's main source of energy in the coming decades. (2015-3)

そこで、以下4種類のテンプレを用意した。ただ結論部分は、Effect問題以外はまとめと再主張でまとめており、ほとんど同じである。


原則1:Can問題は可能・不可能の根拠を述べやすいテンプレートを!

否定意見、However, Point1, Point2, and Point3 make it possible that (make A possible to do, are making it likely that)

In short, Point1, Point2, and Point 3 would bring about the auspicious (favorable) change in 問題。Therefore, it is highly likely that ---.


原則2:Should問題は「であるべき」を強調するテンプレートを!

現状or否定。A should be B (A is imperative) for many reason, most significantly, Point1, Point2, and Point3.

In short, Point1, Point2, and Point3 would bring about beneficial effects (favorable changes) in our society. It is therefore highly recommended that ---.


原則3:Effect問題のテンプレはもっとも応用が広い(と思う)!

現状or否定。A has a highly beneficial effect, especially in terms of Point1, Point2, and Point3.

Although --, when we think about Point1, Point2, and Point3, it is clear that A has an overall positive effect around the world.

これは個人的に一番好きで、述べやすい。


原則4:YesNo問題は否定的なものが書きやすい!

反対意見。Point1, Point2, and Point3 mean that they are failing to do/ they will no longer be/

In short, Point1, Point2, and Point3 would bring about adverse effects (unfavorable changes) on humanity. It is therefore highly unlikely that A is B/ A do B.

実は、この問題は否定的な内容の方が述べやすい気がしているし、模範解答もすべて否定だった。


もちろんこれは自分の使いやすいものに変更してもいい。ここでは模範解答を参考にするとともに、一人称は避けるようにした。
posted by NOBU at 10:00| Comment(4) | ライティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする