2017年11月03日

能動語彙を増やしたい

色々迷って今のボキャビル教材はデータベース4500。



使用頻度から考えると(英語に限らずどの言語もそうだが)一部の語彙に集中する。

いわゆる辞書でいう太字(あるいは色刷り)の語彙などはその典型。

今使っているロングマン現代英英は、Longman Communication3000という基本語彙を採用して色刷りにしている。ロングマンが持つコーパスから最も使用頻度の高い語彙を拾っており、解説によると普段の英語の86%をカバーしているという。

さらにGeneral Service List(1953年)、それを発展させたNew General Service List(2013年)は2800語程度で普段の英語の92%をカバーするという。

私たちの中高でも、中学で1200、高校で1800程度、合計3000語程度を学んでいる。つまり私たちは大学受験で中高の単語や表現を身につけていれば英語の基本を身につけているはずだ。

このようにどうも最頻出の3000語はとても重要だ。

NGSLのデータを利用して、語彙数とカバー範囲を図に表したものが以下の通り。

1710語彙数とカバレッジ.jpg

このNGSLの研究によると、最初の3000語で92%をカバーし、英検1級あたりと言われる12000語レベルになると98%をカバーすることになる。

最頻出の語彙3000を使いこなすことができ(ライティングとスピーキング)、認識語彙として1万2000語をマスターすればリーディングとリスニングも問題がないことになる。3000語について、母国語のような意味感覚を持っていること、つまり基本の英単語3000をマスターすれば日常のこと、普段のことはすべて表現できるはずである。

ただここで気をつけなければならないのは、3000語以降だ。実は人それぞれのニーズにおいて、使用したり目にしたりする語彙は変わってくる。また試験の種類によっても変わってくる。TOEICだとビジネス系の単語を増やしていく必要があるし、英検1級だと過去問の流れにそった単語を増強した方がいい。留学のためなら自分のアカデミックな分野の範囲の語彙を増やす必要があるだろう。

このように語彙を増強するには

基本語彙3000語程度

自分が触れる範囲の語彙

が基本だろう。

最頻出の3000語が重要といっても、私たちの多くはそれさえも成功していない。中高の単語は忘れまくり、表現なんて身につかず、文法なんて何?それおいしいの?、というレベルで英語学習を終えてしまう。

今、オッさんになって強く言えるのは、基本の3000語とそれにまつわる表現が使いこなせれば、ペラペラになるはずだと確信している。

実際、約9ヶ月NGSLの2800語を英英辞書で確認し、解説、例文を読んできて気がついたのは、9割9分知っている単語(認識単語)だとしても、英語で言い換えができないし、説明もできないし、いわんやすぐには例文が作れないという事実だ。

基本語を理解していても「自分で使えない」のである。

これを「使える」意味で自分のものにしないといけない。作文の時に自由自在に使える、スピーキングの時にも語彙間のニュアンスを使い分ける、このようなことができれば、「能動語彙」になったと言えるだろう。

これまで高校教科書1年生を精読、暗唱を1年半かけてやってきた。これで基本の1000〜2000語程度は自分で使えるという感覚になっている。

この秋から高校2年の教科書に進級して(笑)さらなる英文の繰り返しをしている。コツがわかったので1年で口から自然について出てくるようになるまで、シャドーイング、リピーティング、暗唱をやっていこうと毎日取り組んでいる。これにより基本語彙2000語強は確実に仕留めたいと思っている。

ただその一方で、そろそろ3000語を超えた範囲の語彙にも着手しないといけない。IELTSのライティングでいえば、教育系や環境系などは確実に抑えたい語彙範囲である。

基本3000語プラスアルファが欲しいと思っていて、これまでAcademic Word List(AWL)やNew Academic Word List(NAWL)をやってたけど、まんべんすぎてイマイチ試験的に絞りきれていない。

いろいろ本屋で検討した結果、データベース4500にしてみた。

1)配列がいい

まず見やすい。オッさんにとって手にとって見やすいのはとても重要。とくに工夫があるわけではないのだが、見やすいと思った。

それに単語が関連あるグループごとにまとめられているので、出る順とかABCとかの無機質さがないので、印象に残りやすい。


2)ちょうど良いレベル

このシリーズはこまめにレベルが分かれていて3000を見てみたのだが、データベース3000だと基本語3000と重なる感じ。データベース4500の方が基本語3000をちょっと超えており、今の私の能動語彙アップにはちょうどいい。

ついでに熟語も含まれていて、これが使えたらいいなというレベルのものが多く入っているのもいい。

3)全部に例文

結局のところ能動語彙にしたいのが目標。最初は単語帳買って、全部英英辞書で調べるかーと漠然と思ってたけど、例文があるならそれを利用すればいい。データベース4500には全部に適度な長さの例文が載っており、しかも音声付きである。

しかも、受験参考書ということもあって、本体価格が1000円程度というのも嬉しい。

正直、このレベルの単語帳であれば、意味曖昧な単語はあってもさすがに未知語は存在しない。例文を繰り返して学習していけば、能動語彙はかなり豊富になると思っている。

posted by NOBU at 08:00| Comment(2) | ボキャビル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても興味深く読ませていただきました。

去年受け持った生徒が「先生、模擬試験を受けてガーンときました。英文の意味がわからない。こんなにいつも単語の小テストをやっているのに」と泣きついてきました。

それもあって、生徒達に当時取り組んでいた単語集のそのときやっていた上のレベルではなくて、基本単語を重点的にやるように言いました。その後、3年生になって、笑顔で「単語をちゃんとやりなおしたら、随分読めるようになってきた」と廊下で会った時に数人の生徒から報告を受けました。

おっしゃる通り、基本単語すらできていない状態です。もっと「使う」レベルまでいかないといけないんだけどなあといつも思います。

私はNOBUさんのような感じで分析はできないかもしれませんが、ボキャビルは同じく今自分の課題です。

そんなことより取り組まないといけないこともあるんですが(汗)
Posted by angel at 2017年11月03日 21:38
angelさん、ありがとうございます。

やっぱり基本語は重要だとangelさんの生徒さんの話を聞いて思いました。

がんばります!
Posted by NOBU at 2017年11月04日 09:06
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