2016年07月21日

スピーキング基礎力をあげるには

スピーキング基礎力をつけたいと思って、今年前半ずっと取り組んできたことがある。

高校一年英語教科書English Communication I (Crown)。Lesson1から10まで、それから生徒用CDに入っているReading 1と2、そしてOptional Lesson、合計13本の話の音読等々をずっとやってきた。

高校英語教科書を使うようになったきっかけは内海克泰『ネイティブなら6歳児でも持っている英語のコアの育て方』を読んだことから。



今年2月から6月の5か月間、ほぼ毎日欠かさず高校英語教科書の音読、暗唱、シャドーイング、コピーイング等々を通じてとにかくすべてを吸収するつもりでやってきた。

これは本当に効果が高かったと思う。4月からロンドンに来てスピーキングがなんとかなっているのも、高校教科書のおかげ。

効果を列挙すると

1)まとまった文章であるため、英語の文章の流れを無意識に得られる。

2)基本的な文法と語彙を文の流れの中で復習し、身につけることができる。

3)文法的に正しい文章を身につけていくので、スピーキングもブロークンからそこそこ正しい英語へ変化する。

もし、本当に効果を実感したいなら、

教科書やっているインプット期間は、あえてSkype英会話等のアウトプットをやらないでおくと、スピーキング力アップの効果を実感できる。


高校教科書の具体的な勉強法を紹介しよう。

1)一度、CDを聞いて、どれくらい理解できるか確認する。内容的に7-8割理解できるなら、その教材はちょうどいいと思う。

2)黙読して、意味の分からない単語、表現は辞書等で調べる。わからない表現があったとしても、教科書表現はネットにあることが多いので、とくに解説集などは買う必要はない。

3)音読開始。まず音を聞きながら音読を30回行う。おそらくCDのスピードははやく意味がわからず読んでいる部分もあるだろうけど、まずは自然の音慣れと読み慣れだ。

4)各パラグラフ暗唱してみる。もちろん1レッスンをすべて丸暗記する方がいいが、段落ごとに教科書みないで言えるかどうかをやっていくといい(いわゆるリピーティング、あるいは澤田先生が提唱するRead&Look up)。このとき、理解が浅い文章に出会うので、再度辞書等で調べて確実に理解していく。ここでは、英語の暗唱を通じて意味を体に溶け込ませる感じ。

5)シャドーイング。教科書の文章自体は理解できたはずなので、音を追って発音できるかどうかを確認するためにシャドーイングを行う。これは教科書レベルの英語をすらすら言えるようにするため。

6)暇があったら音読。シャドーイングは(口ごもっていても)歩きながらでもできるけど、やはりシャドーイングできにくい部分があるので、その部分を意識しつつ、ときどきテキストを音読することが望ましい。

7)仕上げはコピーイング。あとはCDの音に合わせてほぼ同時にしゃべれるようになることが望ましい。そうすればこの教科書をほぼマスターしたことになる。

現在も、ときどき、5−7の段階を繰り返している。やはり忘れてしまうので、とにかく繰り返すことがスピーキングの基礎力をあげるのに必要だと思っている。

短文はだめ?


もちろんDUO3.0のような例文集もいいんだけど、何かしらを人にまとめて伝えるには、短文よりもストーリーものがいい。私たちが話をするときは短文ではなく、一つのことをまとまった段落で伝えることが多い。そのため、ストーリーものの方が力がつくと思う。

とはいえ、もちろんDUO3.0は私も大ファンなので、復習はよくやっている。

なぜ高校教科書(しかもクラウン)?

内海さんの本ではコア本(核本)として「アメリカ口語教本」が薦められている。本屋で確認したけど、量が多く、挫折しそうと思ったので、核本採用を見送った。

次に高校教科書。高校教科書を扱ってる各出版社のHPで各教科書の内容を吟味。HPが充実していて面白そうな内容と思えたので、三省堂クラウンを選んだ。教科書はどこでも入手できるわけではないので、住んでいた千葉県の教科書販売株式会社に連絡して、注文した。

高校教科書にしてよかったのは、やはり語彙の選択、文法の整理、表現の紹介、すべてにおいてよくできているなと思った。英語参考書って大学受験用も含めてそこそこの分野の人が単独で書くけど、やはりチームになって議論しながらできあがっている高校教科書はよくできていると思う。
posted by NOBU at 00:00| Comment(2) | スピーキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
のぶさん

ちょくちょくブログを見させてもらってます。
この投稿にある勉強法について質問があります。

使用している記事のひとつあたりの語数と、ひとつの記事をこの勉強法で行うとどのくらいの時間がかかりますでしょうか?

個人的にこの勉強法に興味をもっております!
Posted by やったー! at 2016年10月07日 18:48
ご質問ありがとうございます。

一課の語数は平均700語だと思います。生徒用のCDでは一課あたり5分前後です。ですから音を聞きながら音読30回やるとすると90分となります。

あとは人によって理解度、吸収度が違うので学習時間は変わると思います。とりあえず以上が目安です。
Posted by NOBU at 2016年10月08日 05:52
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